「必ず、僕はここで」の空気感 〜全てのことには意味がある〜
こんにちは、彩透ゆうりです。
またもお久しぶりの投稿、マイペースっぷりがキレキレです(え?笑)
さてさて!中編小説「必ず、僕はここで」か完結したので、振り返りつつ詰め込んだアレコレを語ります!(小説へのリンクは最下部☆)
まず、最終話までご覧になったあなたさま。一話読み始めと最終話読み終わり時で、シオンのイメージが変わりませんでしたか?
より具体的に言うと、一話ではシオンくんだと思いませんでしたか?
「全然そんなことないよ」って方もおられるでしょう。それはそれで素晴らしい推察力。
作者としては「まさか女の子だったとは」という驚きをお届けできていたら嬉しいなと思っています。
小説は、マンガと違って登場人物たちの顔が見えない。よって読み手が人物たちの一人称や話し方から性別を判断して読み進めることが多いかと思います。
自由に表情を描いて、音をつけて、色も塗ったりして。
今回はシオンのアイデンティティにあえて女性っぽさを付け足さないようにしました。もっと突っ込んでしまえば、一人称「僕」は侑都くんへの憧れから使い始めていたりして。
けれど記憶を(一時的に)手放した侑都くんは「私」を使っているという。
物語の中では触れていない過去がシオン・侑都双方にあるわけです。
少し脱線しました、本筋なんだっけ(こら笑)
ああ。それと、タイトルの「必ず、僕はここで」って、シオンの言葉だと思われた方いるかなと。一人称が僕なのでね。
この作品には、色々と秘密を盛り込んでいるのです。一話だけ読んでも見えないし、読み進めてもクリアでない曖昧な部分が多々ありますし、最後にきてようやく全てが一つにまとまる感じがあるかなと思います。
そこになんとなく込めている想いは「全てのことには意味がある」ということ。
辛い経験も無意味に思えることも、思い出したくない暗闇も、無視したくてもできないキズも。それを目の当たりにし経験する意味があるから対面した。
きっとその先にある「何か」の役に立つ。人のお役立ちになるかもしれないし自分のプラスになることかもしれない。イヤな経験真っ只中ではそう思えないだろうし、お先真っ暗な心模様から脱せないこともあるだろうけれど気にすることはないのです。全ては、前進なのです。きっとそう。
まあでも、前進だと気付くのは、さまざまな経験をして後に自分の人生を振り返ったり、「ああ、この時のためにあの経験があったのだね」と思えたタイミングなのでしょうけれどね。
あ。補足しておきたいのですが、僕は「がむしゃらに進め。学べ。向上しろ」と言いたいわけではないのですよ。はい。
シオンみたいに、幸せのカタチが見えないなあと思う方もいるでしょうしね。侑都くんが言ってました。幸せのカタチは誰にも何にも縛られないって。
だから、自由に幸せになったらいい。焦ることなく、外界の基準に合わせるでもなく、無理せず、楽しくね。
そんなかんじです。
ええと。本作「僕ここ」は個人的にはこれまでと少し違って新しい作風というか世界観を生み出せたなあという実感があります。これを祝してお花買おうかな。うんうん。
全体的に意見がまとまっている自覚がない……どうしよ………まあいっかよし開き直り!(笑)
ということで(んん?笑)今回のページはこんな感じです。
次回作は、どうだろうなあ。最近ゆるペースなので感覚があくかもしれません。進捗具合についてはツイッターにてつぶやきます(た・ぶ・ん♪)
あ、もしも初めましての方がいらっしゃたらこんにちは!上記で触れている小説はこちらのサイトからどうぞ〜本記事で盛大なネタバレかもしれませんけどご容赦ください〜( ´ ▽ ` )
ではでは。ここまでお読みくださりありがとうございました!
また次回お逢いしましょう♪