言葉に込めた想い、その全て

言葉にして残したいことを、マイペースにまとめていきます。どうぞお手柔らかに。

好きと伝えることは、過去のあなたも含めて全部好きって言うのと同じじゃないかな

こんにちは。

 

ふと思ったんですよね。

誰かに好きって伝えることは、「今この瞬間のあなたが好き」というよりも、「過去のあなたも含めて全部好き」って意味合いの方が、濃いんじゃないかな。

 

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目の前に見えている相手は、過去の結晶。何を感じ、何を選んで、何を得てきたか。価値観、思考の癖、美意識、興味を惹かれるもの。その全ては綿々と積み重ねてきたこれまでの時間で身につけ、表層に、あるいは内面で明確化しているもの。

 

過去はあなたの礎。目の前のあなたが好きなら、自然と過去のあなたも好き。これまでがあってこその、あなただから。

 

細かく見れば、こちらが知りたくないような経験をしているかもしれない。けれどそれを明け透けに開示してほしいとは思わない。少しくらい、ミステリアスな部分もあったほうが魅惑的でしょう。少しくらい、いや、影の部分が長くあったとしても、人としての深みを醸し出す隠し味になるだけでしょう。

 

今後のあなたがどうなるかは、わかりません。人は、人と出会い、人の価値観に触れ、思考します。そして、変わってゆきます。気づけることが多くなったり、あるいは気づけぬようになったり。どう変わってゆくかは、そのときにならねばわかりません。

 

これからも、あなたは変わり、私も変わり、周囲の状況も転じて行くので、永遠に「好き」を安定させるには工夫が必要でしょう。互いの方を向いて届けてゆく工夫。人はそれを、愛と呼ぶのでしょう。

 

この先でどうなるかは、正直わかりません。ただ一つ言えるのは、あなたに好きと伝えないと、一生後悔すると言うことだけです。

 

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変わり続けたその先で、どうなりたいか。

人はよく、年を取って丸くなったね、とか、怒りっぽくなったねとか、言いますけれど、私は丸くなりたい。何があっても、そういうことあるよね、その気持ちわかる、って共感から入れる人になりたい。

 

相手が職場の人でも家族でもお店の人でも、態度や雰囲気から、「あなたのこと好きですよ」が伝えられる人でありたいです。